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イタリア研修旅行

 

これは毎日通ったレッスン会場の中庭。綺麗なのだが、ここでお弁当食べたりはできない(している人がいない)鑑賞用。私は毎朝宿泊施設からここまで地下鉄で5駅、早くきてここで暗譜の練習などして過ごしていた。イタリア人は体幹が強くやたら座らないと聞きましたが、ベンチのひとつもないんですよ。

 暑いが、蒸し暑くはないので日陰ならいられる。

 今年の夏は大きなコンクールの審査員を2つやるが、一つ目、土曜日。

毎年やっているが、イタリアから帰ってきた耳には「その浅さ」がとても気になる。あと表現力。日本人って何か特別な発声法を持っているのですか?とイタリアの先生が聞いて来たという話は聞いたことがあるが、私は初めからその「日本の大道」からきていない先生なのが良いところもあり、生徒が「そういう発声」にはなってないと思うが、毎度書くが、浅い発声って「カレーうどん」なのである。ベース出汁で醤油でネギに七味。

うまいカレーうどん屋を目指さないというのが当店の方針であるが、本場カレーに達してるとは言わない。でもそこに行きたいと切に願う。

カレーうどんをよしとしている理由もわからないではない。やはり絶対的な肉体の問題と、言語の問題、羞恥心の問題あたりか。でもバルバラ先生の声を聞くと思うが、できるできないの問題ではなく、これでなくてはなんの「意味」もないのではないか?

オペラって、うたって、文学よりも絵画よりももっと瞬時に根底から人を揺さぶるもので、それは言葉(文学)より速く、光(絵画)より速く、音だが人の体を通っている分加わるのは「共感」で、それは文学絵画ともそうかもしれないが、音楽とは絶対戻れない時間の芸だからそこは「つかみ」が大切、過剰なサービス精神と後戻りしない精神力、いや圧倒的に一瞬にして平伏してしまうような「声」がなくちゃダメなんじゃね?

 それが獲得できる、できないなどはもうこの際棚に置いて(置いちゃうんだ)とにかくイタリアで今更勉強する。神様ー都合の良い時だけ呼び出してるが、バルバラ先生のような声をください。

 でも風邪ひいた。

声がガラガラで1週間レッスンお休みしてすいませんでした。治りましたが、すっかり練習もしてないのでいいとこ入ってたのにまた忘れてたらどうしよう。暇なので定番ゴロゴロでー自慢だがこの家はベランダ含めると結構広いのであるが、私は昔師匠に歌より掃除がうまいと褒められた人だが、今はうたの方がうまいかもしれないが、掃除はくまなくしていると思う。が、私が日頃使っているスペースは半畳にもみたないのではないか。おまけに私はスポーツは見るのもするのも大嫌いだが、居候(無敵の人)がオリンピックばっかり見るので仕方なく見てるが、毎度思うことは一つ。

 ああ、才能がなくてよかった。神様、「フツウに生活」できる程度の「能力」だけをお与えくださいましてありがとうございます。

 日々毎のくつろぎやちょっとした楽しみは凡人の特権である。

バルバラ先生の声だけ欲しいが、いただいた暁にはスカラ座にも呼ばれるかもしれないし、次回は呼ばれないかもしれないし、次次回はアンダー3かもしれないし、それは「なぜ?」と悔しいだろうしね。

とても半畳でゴロゴロなどできないでしょう。

いやこれを供出してなお、せっかく声楽をやっているならあの豊かな声に近づきたいと願いますね。

そうだ忘れてた。#イタリア研修旅行 #発声 #声楽 

 

 

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