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イケおじ

 イタリアにはいけたおじさんが結構いて、生徒の一人が街で見つけたいけたおじさんをアルバムにして「イケおじシリーズ」というタイトルで送ってくれてた。

 シャツが似合うような胸板と肩幅がいいなあと思ってしまうんだが、「色気」のあるおじさん、というものはあまり日本にはいないので、これはイタリア名物と言ってもいいのではないか。

いけたおじさん(若者でもだが)は自分への興味と配慮が多く、多分あんまり仕事はできないのではないかと思われるのだが、そんなこんなで総裁選って、顔で選ぶならマルマルだが、それはまずいのではないかとみんな思ってるが、でもどんな芸能人より毎日見なくてはならないのだからやはりいけてた方がいいし、外に出すにもみてくれは大事だろうとも思うが。でもこの国はトップにどんなウスラトンマが就任したところで多くのいけてないおじさんが仕事ができるので憂慮することもないのである。

 それにしても「虎に翼」が停滞していて(個人の感想だが)今度はよねみたいな笑わない主人公を据えてくれよとも思うが、朝鮮人差別だのジェンダーだの夫婦別姓だの日本会議が眉を顰めるような内容が盛りだくさんで、安倍ちんがご存命だったら放送禁止だろうが、そもそも忖度してこんなもの作らないだろうが。

 それはまあいいとして、私はこの主人公寅子が毎度いい男に「惚れられる」というストーリーにうんざりしているのである。

 それはもう女の子憧れのいつか王子様ストーリ。これがある限りやはり真の「女の自立」などないと思うが。昔の少女漫画なんかこればっかり、ハイカラさんの少尉、ガラスの仮面の紫のバラの人。どんな周囲の美人も差し置いて、ドジで間抜けな「あたし」がもてちゃう。

 でもお恥ずかしい話、私ですらそうですなあ、15年くらい前はまだそんな誰かが「助けに」来てくれるとかほんのり思ってたもんですよ。

 俄然思わなくなったのはここ最近である。己と現実を知り、ヴェリズモを生きようと思っている。

自分を救えるのは自分だけだと悟るということを自由という、ジェンダーフリー初めフリーとはそういうことだ。

「ちびちゃん」は一人で雨の中転びましたが、紫のバラも届かないので、静かにゆっくり立ち上がりました。「そうだ、私にはタラがある」と気づいたスカーレットオハラのように。

 そこ書いてほしいんだけど、まあ史実は再婚してるんだし仕方ないのか。フウフ別姓もいつも気になるが、元々「その姓」だってお父ちゃんのものではないか?中田が田中になるとかどうでもいいことだと私は思ってるが、私は伊藤をやめて旧姓に戻ったら収入が7倍になった。姓名判断もあながち当たらなくもないのかもしれない。籍を入れるとか全く興味がないが、そういうの好きな人々もいるから適当なこと言っておくのがいいのである。そういう人々は差別的だし、人を差別したいのは人間の本性ですよ。本性に触ると痛い目に合う。例えば姓名で「部落」とかわかるようになっているが、そういう人々を「生み出して」(それは逆に「高貴」な人を作り出す行為と同じことだ)差別して自分を「高めよう」とするくだらんが弱い人間がやりそうなことである。

 人間は「平等」が一番怖いのである。あなたとわたしに差がないなんて、なんて耐え難いことだろう。

 「平等」に踏み込んでる朝ドラ、画期的なんだから凡庸なところに落ち着かないでほしいが。

 

 

 

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