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秋到来

 今年もあと3ヶ月・・

まだ十分に暑いが、狂気の夏が過ぎるともう今年もあと少しという、、これを何年か繰り返していくうちに程なく一生も終わるという、、

 私にとっては盛夏はまさに40代50代で、子らの受験、離婚、うたの仕事始めというトリプルパンチがやってきたが、土俵際でうっちりのはたき落としで勝ったんだか負けたんだか行司差し違えで取り直し、はないからもうその勝負は勝ったことにしとく、永遠に。

 子らの受験はまあほんとに超難関校を受けていただき、緊張感も半端なかったが、今東京において教育に「無意識」でいられるなどということはないのだからそこは積極的に手も知恵も金も出さねばなるまい。「2月の勝者」を一気読みしてしまったが、泣いた、感動した(小泉純一郎か)

 離婚もして良かった。結婚しないほうがよかった、ということは一切なく、結婚しなければ離婚もできないのだ。こういうゴタゴタが楽しいと思えないなら生きてるのは辛いよ。渦中は大変だったけど、離婚は私を育てた。大袈裟にいうなら生きてく覚悟が決まった。

 そしてうただ。

それらの暑苦しい事態が去った10月といった風情だが、そこにすっと「うたでございます」と差し出される「うた」は積立NISAのようになけなしの才能をずっと積み立ててたものだ。

 先週「愛のコンサート2」を行ってそこで2曲ほどうたった。バルバラコスタ先生にコントラルトだと言われてまだ持ち曲が2曲しかないうちの1曲を出してしまったが、嘘つかないでうたえた、というような気持ちに初めてなった。

 ここから・・。冬が来る前に。

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土建屋:すみませんご無沙汰です。建て替えも頓挫していますが、また動き出しますよ。

先生:御社が食らいついた物件を離すわけもないと思っていますが、もうあまりメリットがないとお考えかもしれないですね。国立でマンションが景観を害すということで取り壊しになったように、隣の学園は女子で日本で一番東大に入学させる2月の勝者の学園です。卒業生には論客も多いでしょうし、めんどくさいですよね、国立のようになったら大変ですよ。

土建屋:まあ地域的に国立のような「よいこの住んでるよい街」でもないですから先生のお宅周辺は。

先生:ここらは「元町」という町名で(江戸時代)もとは貧民街ですからね。でも今は「本郷」を名乗らせて頂き、文京区な上にJRに近いです。ここにタワマンなどというのは御社が考えそうな功利主義的発想です。

土建屋:でも耐震に問題があるし、古いから配管もガタガタです。スッキリタワマンにすれば住んでいる人も幸せ、新しく入ってくる人も幸せです。

先生:おまけに御社も儲かります。

土建屋:先生にとっても悪いお話ではないのでは?

先生:お主も悪よのぉ・・ひひひひ、みたいな感じですね。日照のなくなる元町住民とかいつもマンションから覗かれる恐怖に慄く隣の女子学園というのがかわいそうな「犠牲者」でしょうか?

土建屋:結構反対に合っている建物でも、建ててしまうと周りの人々に受け入れられるものです。

先生:受け入れるしかないというのはありますよね。まあ日本に住んでるといつ何時災害に遭うかわからない、何でも受け入れるしかないと自分を曲げやすく折れやすく形成することに慣れています。新しく建てば建ったで何かいいところ見つけて納得してくれるんでしょうね。地域が活性化しただの、緑地が増えただの、一階に便利なスーパーでも入ればみんな喜びますよ。

土建屋:スーパーの入る予定はありませんが。

先生:冗談ですよ。しかし御社の東京駅周辺、日本橋にかけて、そのほか諸々のでかいビル建設は一体何を目指してるんですか?オフィス需要ってそんなにあるんでしょうか?あと気になるのはこの先これらが建て替えになるであろう50年後とか、日本は大丈夫ですかね?建て替える余力はあるんでしょうか?私はもういないのでどうでもういいですが、多分これ企画して建ててる御社の人々も誰もいないんですよね。

土建屋:そうですね。私ももうすぐ定年ですし。でも旧耐震ビルはそれこそ直下型に耐えられないから建て替えるしかないんですよ。その際コストのことを考えると垂直に伸ばしていくしかないんです。

先生:一個一個の事象は全て「そうするしかない」ように進んでいくわけですね。それはちょこまかしたイデオロギーなどまるでブルトーザーに轢かれるようにして、イデオロギーなどというほどでもない「違和感」など無視といった感じでしょう。またその個別の違和感、最近の流行りで言うと「はて?」が集積もオルグもしない、いろんな失敗を見過ぎたせいなのか。タワマンなんかに好んで住む人の気が知れませんが、好きな人もいるんですね。それは趣味の問題で誰も何も言えないのです。

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雨の日にはイタリアでは何となく電車が遅れ、人々が何となく遅刻する。雨をみると外に行くのが億劫になるのが原因らしいが、そういう「感性」がいいと思うのだ。「なんかめんどくさい」は素晴らしい言葉である。

最近の流行りで何でも「感」をつけるが、スピード感とは何事だ!と私は思うが、「やりたくない気持ち」が滲み出てるではないか。めんどくさいと言えば怒られるから、スピードはさほど出さないけど、スピード感を出す。

「なんかめんどくさいなあ、はあ〜」と言う小さな呟きが集積して時代を動かすというか動かさないというか、何となく躊躇して「やってる感」でやらないでいるうちに時代が変わってなかったことになるとか、ほとんどの仕事は放っておけばなくなるのだ。「はて?」から「はあ〜」へ。

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芸術の秋ですよ。全天候型、電気も楽器も使わず身一つで始められます、うたなどいかがでしょうか?最後にとってつけたようですが。

#声楽 #合唱

 

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