うたでもうたってさ。
今日の発見
声はやはり上から回して入れるのだ。
後ろ後ろと考えすぎて前頭洞あたりにピキッと入れるのを忘れるとうたいにくいが、さらにそこに割と近い上から入れる、さらに低い音は独特に「開けて」行くのだが、結構わかったような気がしてるんだけど、曲とか音型によっては出来ない。
ここら辺を3月にイタリアに聞きに。
もう毎回ひとつ分かれば御の字だが、わかってもこっちに帰ってきて物の2ヶ月でわからなくなってもまた行くことになってるのでいい。
先週はコーラスがなかったので私は外に2回しか出ていない。ピアノのレッスンとイタリア語に行っただけ。コーラスに行くと言っても男女平等センターに行くだけ(自転車7分)。人生の走行距離はイタリア行きで人並みになっているはず。歩いていくわけでもないがさ。
家にいると時間があれば(クソ忙しいというのに)テレビを結構見ている、同じくXマリート(というとかっこいいが、イタリア語で元旦那)も老人なのでテレビばっかり、それもここのところ耳が遠いのか、大音量。中居くんってやめちゃったのね。
コロナ明けくらいからいよいよ時代は変わりつつあることを感じる。その少し前に占い師の生徒が、時代が「風の宮」に入るから、いろいろな既存のものが動き出すというようなメールが来てたが、ほんとそうなのかもしれない。
フジテレビでお詫びをしているおじさんたちはもう私の世代である。役員報酬でハゲは治らないんだな。一生懸命働いてきて最後こんなところで吊し上げ。でもフジテレビって「新しかった」時代があった。女子アナが水着大会したり、オレたちひょうきん族とか、おニャン子とかテレビの硬いイメージを払拭。私たち世代はそれに喝采を送ってたのだ。
人は一つの時代しか生きられない。
名言だと思うんだが(私が言ったのよ)そして組織も人がやっている以上そういう傾向だと思うが。だからおじいさんは去らねばならない。どんな功績があっても定年は60にして次の職業についてもらったほうがいいと思う。
次世代の価値は古い物差しでは測れないのだ。
フジも徐々に変わればよかったのに、まあいきなりでびっくりだが、ドン・ジョバンニのように最後のトリガーを引くのはなんということのない小娘。
赤坂で20人、新宿で50人、六本木で108人とやってきたような男が、最後なんということもない油断していた小娘きっかけに穴に落ちる。
小娘の躾の悪さについて叱ったって聞く耳持たないというか、言語が違う。そのお母さんくらいな歳だからね私は。子どもの躾とか自信ないなあ。この辺の事情は「変わる日本の食卓」岩村暢子 に詳しい。私の母世代がもう「規範」を失いつつあったのであるから、伝統や規則ではなく、その時々のその場での感覚を頼りに生きていくという難しい時代。それでも若い人たちは上手く生きていくのだろう。老人は邪魔しないように。
小娘は夜出歩いたり男の部屋に一人で行ったりしてはいけないのである。その後何があろうと「あなたが悪い」と言われた時代。私は膝丈のスカート(母親が買ってくれたもので、少しヒラヒラしてたが)を履いて鎌倉のレッスンに行ったら先生にこっぴどく怒られたが、躾が良すぎて先生は独身であった。女は(それも私のようにきちんとした御家柄でお見合いがあるというようなうちの子どもではない烏合の衆は)自分で誰か拾ってこなければならず、昔はアプリなどもなく、もう決死隊、玉砕覚悟、狙いを決めて闇討ち、匍匐前進で近づくなどということしかなかったが(すごくモテる女は違ってただろうが)うちの母など、好きな男がいたら荷物まとめて押しかけろ!などとラディカルな指導をしていたが、それは本人がその戦略で成功したからに他ならない。
でもちょっと誰か小娘を「教育して叱ってくれ」椎名林檎「群青日和」
いやいや、組織、規範、権威は虚構じゃないの!私の「心」の方が真実(リアル)だわ。時代は私の見方よ!老兵は「枠」から出なさい。
枠から出てさらに30年もあるかもしれないけど。うたでもうたってさ、いいうたうたえば若者も聞いてくれるかもしれないよ。