声楽沼
イタリアで5日間レッスンを受けてまいりやした。
同じ先生で3回目なので、今回本当に仰っていることがよく分かり、帰ってきてからうたい易いったらありゃしない。
もう今更どれもこれも「初耳」なことなどないのだが、全く声楽ってどうしてこうも簡単でこうも難しいんだろう?
考えるに
まる1 コピーミス 今だから先週のことなのでよく覚えているし、正しくやっているつもりだが、ちょっとブレててそれがだんだん「伝言ゲーム」のようになって変になる。
まる2 忘却 忘れるというのは人間の特性であるので、いいことも悪いことも全部忘れるようにできているんだと最近64にもなるとつくづく思う。(そうじゃないと元旦那とまた暮らすなどということは決してない。そしてこの人に関しては「悪いことを上書き」するので前のを忘れて今の「悪事」に取り組んでいるうちに先に進む、というような感じなのでいつまでも一緒にいられるんだと最近思うが)人間の滑稽と悲惨は忘却動物であるということであるが、そんなわけで今日はまだ覚えている「正しいこと」もだんだんわからなくなる。
でもまた行けばいいのさ。
ホテルもレッスン会場近くのところに見つかったし、なんといってもANAの直行で行かれるのでこれは楽です。マルペンサ空港というところに着いたら電車で40分くらいでカドルナ駅、そこからホテルは歩いて10分くらいです。
イタリア・マスタークラス、6月から2週間開催予定ですが、今年はもういっぱいですがそのうち是非みなさんご一緒しましょう。私はそこでなるべく正確にバルバラ先生の教えを覚えて自分の教室で流布しようとはしていますが、やはりそこはバルバラ先生の「声」を聞いてもらったほうが早いです。レッスンを受けなくても聴講でも十分価値はあると思うので、聴講者はいつでも募集中。
声楽という「沼」にハマってしまったからにはもっとディープなところまで潜航しようではないですか。